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2004年のパーソナルオーディオ

2004年になると、Sonyはポータブルオーディオの変化を観察する立場ではなく、それに対応する段階に入っていた。市場の流れに合わせる形で、新しい世代のデバイスが登場し、大容量を持つハードディスク型Walkmanなどが投入されていく。

同時にSonyは、それらの機器を中心としたデジタルエコシステムの構築を進めていた。自社の音楽配信サービスの開始や、独自フォーマットと専用ソフトの継続的な使用は、音楽体験全体を自社の枠組みの中で完結させようとする試みだった。ハードウェア、ソフトウェア、流通が一体化されていたが、その構造は依然として制御されたものだった。

2004年を特徴づけるのは、適応の有無ではなく、その方法にある。Sonyは市場の方向性を認識していたが、それに対する対応は従来の枠組みの延長にあった。体験を簡素化するのではなく、既存の仕組みを新しい機器へと拡張していった。その結果、技術とユーザーの期待の間にあるギャップはさらに広がっていくことになる。

2004年の関連Sony

NW-E95
NW-E95NW-E95は、第3世代Eシリーズに属する512MB容量のNetwork Walkmanである。
NW-HD3
NW-HD3NW-HD3は、第1世代ハードディスク搭載Network Walkmanの後期モデルである。
D-FJ401
D-FJ401D-FJ401は、FM/AMチューナーおよびG-Protectionを備えたポータブルCDプレーヤーである。