1997年、MiniDiscは録音機能を中心とした構造として強化された。 編集機能および録音モードにより、ディスク管理に対応する構成が導入された。
MZ-R5ST
MZ-R5STは、携帯録音と拡張接続を分離した構成を持つハイブリッドMiniDiscシステムである。ポータブルユニット側はマイク録音と再生に対応し、専用ベース側がデジタル・アナログ両方の接続拡張を担う構成となっている。 ベース接続時には、複数の光入力、シンクロデジタル録音、リハーサルモードやアンドゥを含む編集機能が利用可能となる。単体では基本機能に絞られた構成であり、ベース接続時にはより拡張された録音システムとして機能する。リモコンは両モードで使用可能で、ベース側では赤外線操作にも対応する。
MZ-EP10
MZ-EP10は、ディスクの出し入れに関わる操作性に着目し、トップローディング機構を採用したMiniDiscプレーヤーである。従来のようにフタ全体を開かずにディスクの着脱が可能であり、携帯時の取り扱いにも配慮された構成となっている。 再生機能は標準的なMiniDiscの範囲にとどまり、基本的な音飛び防止機能のみを備える。電源は単三電池と充電池の両方に対応し、外付けケースを用いない運用も可能である。本体単体での使用を前提とした構成となっている。
MZ-E25
MZ-E25は、ガム型充電池と単3電池を本体内で運用できる設計により、外付け電池ケースを不要としたモデルです。 操作系は側面と背面に分割配置され、再生操作と音質調整を分離。基本的な耐振メモリーを備えつつ、機能はシンプルに整理されています。
MZ-E35
MZ-E35は、専用LCDリモコンによって新しい操作スタイルを打ち出した薄型MiniDiscプレーヤーでした。「スティックコントローラー」により、再生操作と曲情報表示をひとつの手元ユニットに集約しています。 再生には基本的な音質補正機能と標準的な耐振動機能を備え、本体側はできるだけシンプルにまとめられています。ガム型充電池の採用によってサイズも抑えられており、このモデルではリモコンそのものが体験の中心になっていました。
MZ-F40
MZ-F40は、本体にラジオ機能を内蔵し、MiniDiscと放送音声を切り替えて利用できるモデルです。再生用とラジオ用で独立した表示系を持ち、両機能を明確に分離しています。 ラジオは自動選局とプリセットに対応。電源構成により長時間動作も可能です。ラジオ録音には対応しません。
MZ-R50
MZ-R50は、従来機と比較して携帯性と操作性の向上が図られたMiniDiscレコーダーである。マイク入力、ライン入力、光入力を備え、アナログ・デジタル両方の録音に対応する。 バッファ容量の拡張により再生時の耐振動性が確保されており、ATRAC処理も標準再生モードに対応した構成となっている。スティック型リモコンの採用により、トラック情報の表示と操作に対応する。分割、結合、移動、タイトル入力といった編集機能も備える。
1997年には、MiniDiscは録音機能を含む構造として確立された。 この構造は後続モデルに継続して適用された。

