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ウォークマン

ワイヤレスシリーズ

ワイヤレスWalkmanの発想は単純でありながら実現は難しかった。ヘッドホンケーブルを排除しつつ、個人用リスニングの性質を維持する必要があったからである。1980年代後半から1990年代初頭にかけて、この試みは送信機や専用レシーバー、電力設計など複数の課題を伴う技術的に難しい領域だった。ソニーはFM2方式を含む初期構成から、高帯域・分離型のシステムに至るまで複数世代にわたりこの問題を追求した。一部のモデルは現在では特異に見えるが、いずれもポータブルリスニングの在り方を再定義する試みである。この系譜は、小型化だけではないポータビリティの拡張を目指した継続的な実験として位置づけられる。