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1995年のパーソナルオーディオ

1995年になると、Sonyが直面していた課題はもはや社内の問題ではなくなっていた。MiniDiscをどのように位置づけるかではなく、市場がその方向へ進むのかどうかが問われ始めていた。フォーマット自体は改良が進み、より小型で実用的な機器も登場し始めていたが、その立ち位置は依然として不確定だった。

同時に、外部環境にも変化が生まれていた。Discmanは依然として広く普及し、安定した存在であり続けていた。カセットも価格と習慣によって残り続けていた。しかし、新たな要素が現れ始める。記録可能なCDの存在だった。これまで専門用途や高価な技術とされていたものが、徐々に一般消費者へと近づき始め、MiniDiscが持っていた録音という価値と直接競合し始めていた。

1995年を特徴づけるのは、MiniDiscが既存フォーマットだけでなく、自らが生み出していない未来と競合し始めた点にある。Sonyはもはやカセットを置き換えたり、CDを補完したりするだけではなかった。市場そのものが独自に変化し始めていた。その変化は、MiniDiscの現実的な役割に長期的な影響を与えていくことになる。

1995年の関連Sony

D-80
D-80D-80は、8cmCD専用の再生に対応したポータブルCDプレーヤーである。
D-345
D-345D-345は、電子式音飛び防止機構を備えたポータブルCDプレーヤーである。
D-848K
D-848KD-848Kは、車載用途への対応を前提としたポータブルCDプレーヤーである。